お悔やみ情報で名前を探したけれど、見つからない。

「あれ?載ってない。じゃあ、○○さんは生きているってことかな?」

こんな風に考えたことはありませんか?

でも、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?

なぜそう考えてしまうのでしょう

人間の脳は、実は効率を重視します。

複雑なことを考えるのは疲れるので、できるだけ簡単に答えを出そうとします。

「名前が載ってない」→「生きている!」

パッと答えが出て、安心もできます。頭も疲れません。

これは、人間として自然な反応かもしれません。

でも、他の可能性もあるかもしれません

お悔やみ情報に名前が載らない理由を考えてみましょう。

ご家族が「静かに見送りたい」と思われたら、お悔やみ情報は出ないことがあります。

亡くなってから情報が出るまで、数日かかることもあります。

普段使っている名前と違う漢字で載ることもあります。

そして、どんなに努力しても、すべての情報を集めることは難しいものです。

こう考えると、「載ってない」ということから、何が言えるでしょうか?

実際はどうでしょうか

お悔やみ情報に名前がないとき、実際のところは「わからない」ということかもしれません。

生きていらっしゃるかもしれません。
亡くなられているかもしれません。
でも、今は「わからない」状態です。

「わからない」って、すっきりしませんよね。早く答えがほしくなります。

でも、「わからないものはわからない」ということもあるのです。

「わからない」でいることについて

「わからないことを、わからないまま置いておく」

これができると、思い込みによる間違いが減るかもしれません。

たとえば、こんな経験はありませんか?

友達が返事をくれないとき、「きっと怒っているんだ」と思ってしまう。
でも、実際は忙しかっただけだったということがありませんか?

体の調子が悪いとき、「重い病気かも」と心配になる。
でも、単に疲れていただけだったということはありませんか?

少しの情報で「きっとこうだ」と決めてしまうと、後で「あれ?違った」ということが起こりがちです。

本当に知りたいときは

もし本当に確認したいことがあるなら、調べる方法もあります。

信頼できる方に聞いてみる。
他の情報源も探してみる。
時間をおいて、もう一度調べてみる。

でも、急いで知る必要がない場合は、「今はわからない」でも良いのかもしれません。

まとめ

お悔やみ情報に名前がないとき、「生きている」と考えてしまうかもしれませんが、実際は、「わからない」ということなのではないでしょうか。

人間の頭は効率を求めるので、すぐに答えを決めたくなります。でも、そこで少し立ち止まって考えてみることも大切かもしれません。

「わからない」ものは「わからない」まま、という考え方は、お悔やみ情報に限らず、日常の様々な場面で役立ちます。

考えることは少し手間がかかりますが、思い込みによる間違いを防ぐ方法の一つなのです。